N爺の藻岩山麓通信


札幌・藻岩山麓を基地に旅するN爺のブログです(写真は原始ヶ原から富良野岳)
by waimo-dada

金曜日のとなり旅

 いっせいに戻ってきた光が雨にぬれたミズナラの葉裏を貫いています。

 昨日は雨が予想されるので赤岩ハイキングと祝津からの遊覧船を省いて昼から小樽へ。
 お目当ての「滝口修造のシュルリアリスム展」は全国の公立美術館を旅する巡回展ですが、ていねいな構成がうれしいです。きれいでダンディーな絵画作品もあります。そう、瀧口さんはとてもダンディーな人でした。実験工房でご一緒された武満徹さんもそうでした。
 ほとんど観客のいない静かな館内でほっこり。旧小樽貯金局のモダンな建築意匠を生かしたここは何度来てもいいところです。喫茶室やカフェなど、きちんとゆるく遊んでいるところも大賛成!
 「滝口修造のシュルリアリスム展」は小樽美術館・文学館で6月30日まで。
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 都通りの「あまとう」で一休みして、小樽駅前からわかりにくいバス便を利用して小樽築港のグランドパーク小樽へ。
 伊藤整文学賞の集まりは今年と来年でおしまい。背景は会員の高齢化と資金難。わたしも高齢者です。すみません。
 例年は受賞者の話を聴いてから読むことが多いのですが、今年は辻原登さんの受賞作『冬の旅』をもう読んでいます。なので余裕十分に選考委員やご本人のお話を聞くことができるはずでした。
 残念なことに次の予定が控えています。辻原さんのお話が『罪と罰』を引いて「しかし実際の人生は特別の理由がなくても転がっていく」と『冬の旅』の本筋に入ったところまで確かめてJRで琴似へ。
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 琴似駅から歩いて5分ほどのレッドベリースタジオで佐々木譲さんのこの日のために書いたという新作短編の朗読会。辻原さんもそうだけど佐々木さんもまた手練れのストーリーテラー。その作家が手持ちの写真も駆使して話者を演じます。
 わたしはこの会に同席した演劇関係者に、劇場で新鮮な演出の朗読会をやれば劇場の新しいマーケティングにもなりますぞ、とすこし興奮して話を向けました。

 佐々木さんをはじめ弘前劇場の長谷川孝治さんらと夜更けの琴似のまちに流れて議論白熱。モーツァルトの楽曲をプラットホームにしたホンを書きたいという長谷川さんの構想などが話されました。
 札幌でまたおもしろいことが始まりそうです。
by waimo-dada | 2013-06-15 17:37 | アートな日々
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